ビズリーチの職務経歴書を開いたものの、何を書けばよいか迷っているあなた。
「毎日の仕事は説明できるけれど、アピールできる実績なんてない」と手が止まると、転職の準備も進みませんよね。
職務経歴書は、目立つ成果を並べるだけの書類ではありません。あなたが任された仕事と工夫を、初めて読む人へ伝えるための文章です。
僕もビズリーチを使って転職活動をしました。今回の記事では、一般職の営業事務を例に、仕事のメモから各項目の文章を作ります。
完成例と自分の経験を見比べれば、直近の仕事から書き始められます。「書けることがない」という不安をほどき、今の会社以外の仕事へ目を向ける準備を進めましょう。
職種に合う記入項目を探したいなら、ビズリーチのサンプルへ。
自分の仕事に近い職種から、書く内容を確かめられます。
- 書く順番は、仕事のメモ→詳しい職務経歴→要約とスキル。
- 例文の数字を借りず、自分が確かめた事実に置き換える。
- 入力済みなら、職務経歴と要約の食い違いから見直す。
ビズリーチの職務経歴書を作る5ステップ

職務経歴書は、仕事の事実を集めてから短い要約へまとめると書きやすくなります。
いきなり冒頭の要約を完成させようとせず、下の5ステップで進めましょう。
| 順番 | やること | あとの章で読むこと |
|---|---|---|
| 1 | いつ、どんな仕事をしたかメモする | 仕事のメモの作り方 |
| 2 | メモから、会社ごとの詳しい経歴を書く | 職務経歴の書き方と例文 |
| 3 | 詳しい経歴から、要約とスキルを抜き出す | 職務要約とスキルの書き方と例文 |
| 4 | 例文を自分の仕事に置き換えて下書きする | 自分の経歴に置き換えるときの考え方 |
| 5 | 書いた内容を見直してから保存する | 登録前や更新前の見直し方 |
入力済みの人は、全部を書き直す必要はありません。仕事内容だけで工夫が抜けているならステップ2、要約が古いままならステップ3へ進んでください。

職務要約が最初にあるのに、あとで書いていいの?



大丈夫。詳しい経歴を書けば、要約に残す経験を選びやすくなるよ。
書く前に仕事の事実をメモに集める


書く材料は、あなたが実際に任された仕事の中にあります。きれいな文章にする前に、思い出せる事実を箇条書きにしてみましょう。
会社ごとに期間・担当業務・役割を並べる
会社ごとに「いつ・どんな仕事を・どこまで任されたか」を書き出します。管理職かどうかより、あなた自身が動いた範囲をはっきりさせましょう。
| 集めるメモ | 自分に聞いてみること |
|---|---|
| どこで、いつ | どんな会社で、いつからいつまで働いたか |
| 何をしたか | 何を扱い、誰に頼まれ、何を仕上げたか |
| どこまで任されたか | 一人で行った仕事と、ほかの人が行った仕事はどれか |
| どのくらい行ったか | 毎日の件数や、受け持ったお客様の数は分かるか |
| 何を変えたか | 何に困り、やり方をどう変え、何がよくなったか |
以下は、書き方を示すために作った架空の営業事務の例です。例の会社・件数・業務内容は、あなたが経験した事実に置き換えて使いましょう。
- A:2019年4月から、産業用部品を扱う専門商社で営業事務。役職はなし。
- B:営業社員3人を支え、月に約150件の受発注を処理。見積書や請求書も作成。
- C:納期の返答待ちの注文を見落とさないよう、Excelで進み具合を共有。
- D:返答のない注文を毎朝確認し、営業社員へ連絡。仕入先への納期確認も行った。
- E:ExcelのIF関数を仕事で使用。資格は特に取得していない。
実績がなければ工夫や任された範囲を探す
売上や表彰がなくても、任された範囲や仕事を進める工夫は書けます。
「特に何もしていない」と片づける前に、普段どおりに仕事を終えるための動きを思い出してみましょう。
- 作業が重なる日に、何を先に片づけたか。
- 依頼の抜けや間違いを防ぐため、何を確かめたか。
- ほかの人から、どんな仕事を頼まれていたか。
件数が分からないときは、保存を許された業務記録や評価資料を見直します。
数字が確かめられなければ、「月150件」のような値は書かず、扱った仕事と自分の動きを伝えれば大丈夫です。
改善の効果を数えた記録がなければ、減らした時間やミスの件数を自作しないでください。「何を変えたか」までは、事実に沿って書きましょう。
同じ仕事メモから各項目の文章を作る


職務経歴・職務要約・スキルには、同じ仕事のメモを使えます。下の営業事務の例とメモを見比べてみましょう。
職務経歴は業務・工夫・結果の順で書く
詳しい職務経歴には、仕事内容に加えて自分の工夫を書きます。結果まで確かめられない場合は、確認できた行動までにとどめましょう。
専門商社で営業事務をしています。主な仕事は、注文の処理や書類の作成です。営業の人を支えるために頑張っています。
上の文章だけでは、読み手は仕事の量や工夫をつかめません。メモB・C・Dを使うと、次のように書き換えられます。
2019年4月〜現在/産業用部品を扱う専門商社/営業事務
- 担当業務:営業社員3人の受発注を支え、月に約150件の注文を処理。見積書・請求書の作成と仕入先への納期確認も担当。
- 工夫:納期の返答待ちの注文を見落とさないよう、Excelで注文の進み具合を共有。
- 取り組み:返答のない注文を毎朝確認し、営業社員へ連絡。確認が必要な注文を分けて追えるようにした。
「Excelを使った」だけより、何を管理したかまで書くと仕事の様子が伝わります。自分のメモにも、道具を使った目的を書き足してみましょう。
営業職なら、「売上を伸ばした」だけで終わらせず、扱った商品と自分の動きを補いましょう。下の2文も架空の例です。
| 書き始めの文 | 仕事の動きが伝わる文 |
|---|---|
| 既存顧客への営業を頑張った | 業務用の包装資材を既存顧客へ提案。発注が途切れた顧客に使う量を聞き、納品の間隔を見直した。 |
職務要約は詳しい経歴から要点を抜く
職務要約は、経験した仕事と強みを短くまとめた紹介文です。詳しい職務経歴から「仕事の種類・任された範囲・代表的な工夫」を選んでみましょう。
2019年4月から、産業用部品を扱う専門商社で営業事務をしています。営業社員3人を支え、月に約150件の受発注を担当してきました。見積書や請求書の作成も仕事の一つです。納期の返答を待つ注文はExcelでまとめ、毎朝の確認と営業社員への連絡を続けています。注文の処理を止めないよう、返答のない注文を追ってきました。
メモA・Bで経験の全体像を示し、メモC・Dで具体的な工夫を補っています。職務要約だけを読んでも、営業事務として何を任されてきたかが伝わる形にしましょう。
登録済みの要約が「事務全般を経験」だけなら、任された仕事を1つ足してみてください。
詳しい職務経歴と違う件数や期間が残っていないかも、あわせて見直します。
スキルと強みには根拠となる仕事を添える
スキルには、名前だけでなく仕事で使った場面を添えます。「調整力があります」だけより、誰と何を調整したかを伝えましょう。
| 書き方の例 | 仕事でどう使ったか | もとのメモ |
|---|---|---|
| 受発注の事務 | 月に約150件の注文を処理し、見積書や請求書も作った | B |
| 納期の確認と連絡 | 返答待ちの注文を確かめ、営業の人や仕入先に連絡した | C・D |
| Excelを使った仕事 | 注文の進み具合を表にまとめた。仕事でIF関数を使った | C・E |
資格や免許を持っている人は、正式な名前と取得した年月も確かめて記載します。資格がない人も、仕事で使ってきたスキルを見直してみましょう。
強みを文章にまとめるなら、仕事の事実が根拠になっているかを確かめましょう。画面上の項目に合わせて入力し、存在しない欄を探し続ける必要はありません。
自分の経歴に置き換えて下書きを仕上げる


例文は、言い回しを借りて自分の仕事に置き換えて使います。営業事務の件数や経験を写すのではなく、自分が確かめた事実を入れましょう。
例文の会社・仕事・成果を自分の事実に替える
置き換える場所を決めると、例文を前にしても手が止まりにくくなります。下の表の右側を、あなた自身のメモで埋めてみましょう。
| 例文に書いたこと | あなたが書くこと |
|---|---|
| 産業用部品を扱う専門商社 | 働いている会社は、何をしている会社か |
| 営業社員3人、月に約150件 | 誰の仕事をどのくらい受け持ったか。分からない数字はあとで確かめる |
| Excelで注文の進み具合を共有 | どんな道具を、何のために使ったか |
| 返答待ちの注文を毎朝確認 | 何に困り、自分は何を変えたか |
| 受発注を支える営業事務 | 仕事でできるようになったことや、得意になったこと |
件数の確認が終わるまでは、下書きに「件数を確認」と残しておきます。登録するときには確認用のメモを消し、分からない数字は書かないようにしましょう。



例文ほど立派に見えないけど、書き直したほうがいい?



背伸びしなくて大丈夫。何を任されて、どう動いたかが読めれば、仕事の説明になるよ。
複数の職歴は会社別に書き要約でつなぐ
職歴が複数ある場合も、詳しい経歴は会社ごとに分けます。要約では、仕事に共通する経験や変化を短くつなぎましょう。
| 働いてきた順番 | 要約でどうつなぐか |
|---|---|
| 2社で同じ営業事務を経験 | 続けてきた仕事を書き、任された仕事がどう変わったかを添える |
| 販売職から営業事務へ転職 | お客様と話してきた経験と、事務で連絡してきた経験を書く |
職種が変わった経歴を、無理に1つの専門職へ見せる必要はありません。過去の仕事を省きすぎず、現在までに何を経験したかが分かる文章を目指しましょう。
登録前と更新前に文章の食い違いを確かめる


登録や更新の前には、職務要約と詳しい職務経歴を見比べます。同じ仕事なのに期間や件数が違っていたら、根拠となる資料に戻って直しましょう。
自分の担当とチーム全体の成果を分ける
チームの成果を書く場合は、あなたが受け持った仕事を添えます。部署全体の売上を、自分一人の売上のように書かないでください。
- 在籍期間・役職・資格の名前は、記録と合っているか。
- 部署全体の数字と、自分の実績を分けているか。
- 職務要約と詳しい経歴で、件数や仕事内容が変わっていないか。
- 顧客名や公開できない売上など、会社の秘密を含んでいないか。
読み手が知りたいのは、あなたがどんな仕事を任されたかです。大きな数字を足すより、自分が行った作業や工夫が伝わる文にしましょう。
登録する共通版と応募先へ出す書類を分ける
ビズリーチに登録できるプロフィールは1パターンです。登録する文章は、企業の採用担当者やヘッドハンターが経験をつかめる内容にまとめましょう。
応募先から別の書類を求められたら、送付を求めた相手に形式と期限を確認します。求人の仕事内容に合う経験を先に示すなど、提出する書類は応募先に合わせて見直してください。
職務経歴書をお送りします。指定の書式と提出期限はありますか。WordとPDFのどちらがよいかも教えていただけますでしょうか。
企業からの依頼なら企業の採用担当者へ、紹介会社からの依頼ならヘッドハンターへ聞きましょう。ビズリーチのメッセージへファイルを添付する操作は、PC版で行います。
※登録は1パターン、ファイル添付はPC版のみ。ビズリーチ「よくある質問」を参照。
↓スカウトを送ってきた人の立場が分からないときは、企業と紹介会社の違いを確かめてください。


ビズリーチの職務経歴書で迷いやすいこと


実績や文字数で迷ったときも、読み手に仕事の様子が伝わるかを確かめましょう。数字や肩書きを足して、経験より大きく見せる必要はありません。
- 目立つ実績がなくても担当業務と工夫は書ける
-
売上や表彰がなくても、任された仕事や工夫は書けます。日々の確認や連絡も、何を防ぐために行ったかを添えてみましょう。
- 文字数は埋める量より必要な事実を優先する
-
長くするための説明より、仕事内容と自分の動きを優先しましょう。入力欄の制限は使っている画面で確かめ、同じ説明を重ねないようにします。
- 会社名を伏せる場合も仕事の背景を伝える
-
在籍する会社名を伏せて登録する方法もあります。事業内容や業種、規模などを補い、どんな会社で何をしたかが伝わる内容にしましょう。
会社名を伏せても、仕事内容から勤務先が伝わる場合があります。公開する内容や閲覧を制限する設定は、登録前にも見直しましょう。
↓転職を決めていない段階で使うか迷ったら、登録前の準備を確かめてください。


まずは直近の仕事を1社分書いてみる


書き始める仕事は、直近の1社分だけでも大丈夫です。会社ごとのメモを作り、詳しい職務経歴から要約とスキルへつなげてみましょう。
- 直近の仕事の期間・業務・工夫をメモにする。
- 一般例の会社や仕事を、自分の事実に置き換える。
- 要約と詳しい経歴を見比べ、食い違いを直してから保存する。
登録済みの人は、自分の職務経歴書を開いて足りない部分を直してみてください。これから使う人は、サンプル一覧で自分の職種に近い項目を探せます。
普段の仕事を言葉にできれば、応募先へ伝える材料が手元に残ります。今の会社以外の選択肢を考えるために、あなたの経験を1社分から書いてみましょう。
職種に合う記入項目を探したいなら、ビズリーチのサンプルへ。
自分の仕事に近い職種から、書く内容を確かめられます。
↓職務経歴書を書いたあとにスカウトが届いたら、返信するか迷うときの考え方を読んでみてください。



