
仮想通貨の取引には興味あるんだけど・・・
なんか危険そうだよね。初心者には無理かな・・・



確かによくわからない得体が知れない感じがあるよね。
勉強せずに始めるのは危険だよ。
しっかり知識をつけて始めることが重要。
仮想通貨取引は「億り人」という言葉が出てきたように、資産を増やしたい方には夢がありますよね?
一方、ハッキングや詐欺、価格の大暴落などリスクも多そうで、取引を始めることに踏み切れない方も多いと思います。
正しい知識をつければ、さまざまなリスクを回避しながら取引することは可能です。
- 仮想通貨取引のメリットとその裏に潜むリスク
- 実際にあった危険な事例
- リスクヘッジの方法
- リスクヘッジできる安全な取引所
みなさんが安全に取引できるように、押さえておくべきポイントを徹底的に解説していきます。
仮想通貨・ビットコイン投資のメリット
なぜ仮想通貨取引を始めてみたいのか?それはやっぱり大きなメリットがあるからでしょう。
また、株式や債権などへの投資以外で自分の投資ポートフォリオの中に組み入れたい方もいるかも知れません。
メリットの中身もしっかり把握すれば、魅力的な投資手法になります。
- 将来性が高く大きな利益が得られる
- 24時間365日取引できる
- 少額から始められる
将来性が高く大きな利益を得られる


仮想通貨は非常に値動きが激しいですが、それをうまく捉えることができれば大きく儲けることが可能です。
上図はビットコインの長期チャートです。直近はボラティリティが非常に激しく買いづらい局面ですが、
2020年年初に購入していれば(1BTC≒100万円)
2022年2月頃 : 約2.8倍(1BTC≒280万円)
ピーク時 2021年年末頃 約7.0倍(1BTC≒700万円) にもなります。
ビットコインの将来性を信じ、2016年から購入していれば6年で280万倍、少額投資でも億万長者ですね。
24時間365日取引できる
仮想通貨取引のメリットとして、24時間365日いつでも投資が可能です。
株式投資では取引所がひらいている時間帯(日本株では平日9:00〜15:00)での取引になります。
夜の時間に投資対象を勉強しても、日中仕事がある方はなかなか投資できないですよね?
仮想通貨取引は24時間取引可能なので、対象コインの勉強をした瞬間に投資が可能です。
思い立った時に投資開始できます。
少額から始められる



いつでも投資できて大きく儲ける可能性はわかったけど、
結局、投資資金がたくさんないとダメなんだよね?1BTCが280万でしょ?



大丈夫。心配しないで。
投資単位は1BTCではないよ。もっと少額から投資できるんだ。
株式投資では購入単位が決められていて、日本株で言えば基本100株単位の購入がルールになっています。
みなさんが知っている世界のトヨタ自動車を例にとると
1株=2,008円(2022年10月14日時点)なので、最低購入価格は200,800円になります。結構な額ですね。
では、仮想通貨取引の最低取引単位はどんな感じでしょう?
日本一の取引量を誇るbitbank(ビットバンク)
0.001BTC≒2,800円から投資ができます。あとはご自身の投資余力によって購入単位を変えるだけです。
また、bitFlyerのように 少額からの積立投資ができる取引所もあります。 bitFlyerなら、1円から積立投資が可能です。
仮想通貨の積立投資について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック。
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仮想通貨・ビットコイン投資のリスク
価格変動で大損


メリットのところで述べましたが、仮想通貨はボラティリティが激しいため、大きく儲けることもあれば
大きく損をするリスクもあります。
例えば、上記チャートは直近のビットコインのチャートですが、
なんとなく儲かると思って2021年末あたりに購入した場合、1BTC=700万円を超えています。
それが現在では280万円程度になっているため、たった1年で資産が1/3程度に減ってしまいます。
リスクを取らなければ利益は取れないですが、自身のリスク許容度を超えないように投資額を考える必要があります。
通貨自体の価値がなくなる


上記チャートはTerra(LUNA)というコインの長期チャートです。
Terra(LUNA)とは、米ドルや韓国ウォンをはじめとした各国の法定通貨の価格に連動する「ステーブルコイン」を発行するプロジェクトです。
1Terra=1ドルに価値を安定させようとする仕組みでした。
当初はその仕組みに魅せられ投資が増え、価格も上がりましたが、
法定通貨との連動性が得られないと判明した瞬間、上記チャートの下落のように一気に価値がなくなってしまいました。
法定通貨は各国が信用を与えていますが、仮想通貨は法定通貨ではありません。信用次第では価値がなくなってしまうケースもあります。
投資コインを選定する際は様々な情報を収集し分析した上で購入しましょう。
詐欺被害に遭うリスク
仮想通貨を取り巻く環境には、仮想通貨による投資、各種送金、DAO、NFT、メタバース、Gameへの利用など様々なものがあります。
それだけ投資機会が増えてきており、資産を増やすチャンスが広がっています。
その反面、そういったチャンスにつけ込み、詐欺行為をはたらく人・組織も存在します。
- 偽サイトへの誘導
- 取引所の情報やクレジットカード情報を聞き出す
- タダで手に入る、儲かるなど甘い言葉での勧誘
投資には甘い言葉はありません。自己責任でご自身の判断で投資すべきです。
他人の甘い言葉にのってはいけません。また知らない人に口座情報やクレカ情報を聞かれることはありませんので注意してください。
ハッキングで資産を失うリスク


仮想通貨は現金とは異なり、インターネット上で管理・取引される通貨です。
そのため、ハッキングによる情報漏洩、ウィルスが仕込まれたメール送付などのリスクに晒されています。
ハッキング等によりコインが盗まれ、無一文になるケースもあります。
信頼できる取引所での口座開設、2段階認証の利用など対策をしっかり施しておきましょう。
税金が払えなくなるリスク
仮想通貨は株式取引とは異なり、総合課税になるため他の所得と合算した所得に課税されます。
また累進課税になっているので、所得額が大きければ大きいほど税額も大きくなります。
また、損失の繰越もできません。相殺もできません。億り人になっても、不用意に資金を使ってしまうと税金が払えない事態になります。
株式投資のように証券会社に特定口座を開設しての取引ではないので
税金を自動的に振替してくれることもありません。
自分自身で確定申告することが必要です。忘れずに。
仮想通貨取引の税金について詳しく知りたい方はこちらの記事へ
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実際に起きている危険事例
ハッキング事例
マウントゴックス事件
マウントゴックス事件は、2014年に起きた仮想通貨のハッキング事件です。
当時世界最大級の仮想通貨交換業社であったマウントゴックス社のサーバーが不正アクセスされ、ビットコイン(BTC)および預かり金が大量に流出しました。
失われたビットコイン(BTC)の総額はユーザー保有分の約75万BTCと自社保有分の約10万BTCで、当時のレートでは約470億円に相当しました。また、顧客から預かっていた資金の28億円も奪われました。
この事件が打撃となり、マウントゴックス社は莫大な負債を背負い、会社更生法の適用を申請、事実上、経営破綻してしまいました。
コインチェック NEM流出事件
Coincheck(コインチェック)事件は、2018年に起きた仮想通貨NEMの流出事件です。
不正アクセスによる流出額は約580億円にものぼり、マウントゴックス事件の470億円を超える仮想通貨流出事件として、国内のみならず海外からも注目されました。
仮想通貨の一種である「NEM(ネム)」のほぼ全額が不正に外部に送金されました。
NEMを外部のネットワークと接続できる状態で管理していたことが不正流出につながりました。外部からの不正ハッキングによって盗まれた可能性が高いです。
このあと、ホットウォレットではなくコールドウォレットによる管理が行われるようになりました。
消費者庁事例
消費者庁からも仮想通貨におけるトラブル事例に対して注意喚起をおこなっています。
消費者庁HPリンクはこちら
- セミナーやSNSを通じて、「絶対に儲かる」と持ちかけられるが返金・出金できない
- 出金するために追加費用請求される
- 無登録業者が勧誘し、投資をさせ連絡が取れなくなる
- 出会い系やマッチングアプリで知り合った人から勧誘される
こういったケースは詐欺です。絶対に投資しないように気をつけましょう。
もう一つ具体例を紹介します。
- 株式会社リードが「仮想通貨で稼げる」と謳い、ビットコインジャパンプロジェクトのLINE登録へ誘導
- 架空人物である「藤田」がオートビットチャージというソフトウェアを開発。【実際はうそ】
- 毎月30万円が自動的に手に入るといって、オートビットチャージを高額で販売【実際は儲からない】
こういった「必ず儲かる」「自動的に儲かる」は詐欺と疑って、怪しければ消費者庁に相談しましょう。
初心者は避けるべき危険な投資方法
大きく儲けたい気持ちは理解しますが、投資初心者、特に仮想通貨取引に慣れていない方は
以下のような大胆な投資手法は避けるべきだと思います。
レバレッジ取引による短期トレード


レバレッジ取引とは、証拠金を担保にして自身の資金以上の規模で取引する手法です。
自身の資金が少ない場合でも、レバレッジを効かせることで大きな利益を得ることが可能です。
反面、大きな損失を被る可能性もあります。慣れていない方はあっという間に資金を枯渇させてしまう可能性大です。
慣れるまでは、ご自身の余剰資金で現物取引に徹しましょう。
草コインへの集中投資
草コインとは、時価総額も小さく知名度も低い、これからが期待されるコインです。
ただし、成長せず暴落して消えていくコインも多数あるのも事実です。
コインの将来性・成長性の見極めができないうちに、一攫千金を夢見て特定のコインに集中投資することはおすすめしません。
それは投資ではなくギャンブルです。丁か半かの世界です。
最初はビットコインやリップル、イーサリアムなど取引が活発なコインから始めてみましょう。
他人からの紹介・勧誘


危険事例でも紹介しましたが、一番危険視すべきは他人からの紹介・勧誘です。
かなりの確率で詐欺の可能性が高いです。
投資に甘い、うまい話はありません。リスクを受け入れた上で、自身のリスク許容度の中で行うのが投資です。
「楽して儲かる」「何もせずに積み立てられる」「元本が保証されている」
こんな投資商品はありません。そんな言葉を言ってくるのであれば友達でも疑ってかかるべき事案です。
紹介・勧誘には絶対にのらないようにしましょう。
初心者が行うべきリスクヘッジ方法
しっかりと情報を収集し判断する
現在はインターネットやSNSでそれなりの情報は入手可能です。
その中身は正しい情報もあれば、嘘の情報もあります。不安であれば書籍などでも確認し正しい情報収集に努めましょう。
特に以下の情報については正しい理解が必要です。
- 税金について(確定申告必要、利益額によっては大きな税金がかかる)
- コインの選択(ネットに蔓延する「儲かった」などの情報だけに左右されない)
- 詐欺情報(楽して儲かる、元本保証、寝ているだけで増えるなどに惑わされない)
リスクに強い銘柄を選ぶ
成長性に期待し、先回りして投資したくなる気持ちはわかります。
ですが、初心者のうちはコインの情報をしっかりと精査し見極めるのは困難です。
時価総額が大きい、知名度が高いコインは流動性が高く比較的安全な資産です。
流動性が高いということは多数の人から信頼を得ている事にもつながります。
代表的なコインがビットコイン、イーサリアムになりますが、そのあたりから始めることをおすすめします。
長期投資を前提に行う
株式の積立インデックス投資のように、コツコツ長期で投資することは取得価格をおさえ価格変動に左右されずに資産運用できます。
仮想通貨はボラティリティが株式より高いですが、それでもドルコスト平均法で投資することで
安全に資金を増やしていくことが可能です。
仮想通貨の積立投資についてはこちらの記事
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破綻リスクがない安全な取引所を選ぶ
日本では、金融庁の許可を得た仮想通貨取引所が存在します。
過去にはハッキング事例などが起きたこともありますが、それを教訓としてセキュリティを高めた取引所もあります。
2段階認証やコールドウォレットなどのセキュリティ対策を施している取引所を選びましょう。
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仮想通貨投資のリスクを減らせる取引所
bitbank(ビットバンク)
ビットバンクについて詳しく知りたい方はこちらの記事へ
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bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットコイン取引量が6年連続No.1※のビットフライヤーです。
これだけ取引されているのは信頼の証ですね。
なんといっても安心できる材料として、「業界最長7年以上ハッキング0」を実現。
初心者の方におすすめした積立投資もできます。クレジットカードもあり利用額に応じてビットコインがもらえます。
取引量も多く、セキュリティ対策安心のおすすめ取引所です。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
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まとめ
仮想通貨はまだまだ発展途上です。株式投資のようにしっかりとしたルールが定められており、
投資家保護ができる、しっかりとした仕組みが構築されるのはこれからです。
やっぱり、投資対象としては大きな値上がりの可能性もあり、夢がありますね。
大きな失敗をしないように、ご自身の投資余力の中で正しい情報を得て安全に取引していく必要があります。
- 価格変動が激しいので、資金の一括投資やレバレッジ取引は避ける
- よくわからないコインには投資しない
- ハッキングなどセキュリティには注意する
- 「簡単に儲かる」「タダで儲かる」など甘い言葉をかける詐欺に引っかからない
特にセキュリティ問題や詐欺は一瞬で損失が拡大します。気をつけましょう。
- しっかりと情報収集して判断する
- リスクに強い銘柄を選ぶ
- 積立投資を行う(大きな資金を一括投資しない)
- 破綻リスクがない安全な取引所を選ぶ
仮想通貨取引は怖がられる一面がありますが、しっかりと情報を収集し安全な方法で投資すれば
大きく資産を増やす方法になります。
世の中で言われる仮想通貨取引の危険性は、無知による不安全な取引手法によるものです。
博打にならないように気をつけましょう。
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