
販売所見たら、買う価格より売る価格の方が安いじゃん?!
これじゃ買ったら損ってこと?



それは、【スプレッド】だね!販売所で購入するとスプレッドと呼ばれる手数料がかかって、スプレッドが広すぎると損してしまうケースもあるよ!
仮想通貨取引所のHPを覗いてみた時、買値と売値に【??】と違和感感じたことないですか?
売値が安くて損確定じゃん!
取引所と価格違うし!
なんで買値と売値違うの?
仮想通貨取引所には【取引所】と【販売所】があり、販売所で買うとスプレッドという手数料を取られます。
スプレッドとは、売値と買値の差のことで、これが広いと取引にかかるコストが高くなります。
結論:スプレッドを避けるには販売所ではなく取引所で購入すること
とはいえ、
- いきなり取引所で売買するのはこわい
- 買いたいコインが取引所にない
などの悩みがあり、販売所を利用するしかない方もいるでしょう。
本記事では、仮想通貨のスプレッドで損しない方法を教えます。
この方法を使えば、取引コストを抑えて、より効率的に仮想通貨を売買できるようになります。
- 仮想通貨取引のスプレッドの仕組み
- ビットコイン、イーサリアム、リップルのスプレッドBEST3
- スプレッドがかからず取引する方法
- 販売所購入のメリット・デメリット
この記事を読めば、スプレッドが狭い販売所で仮想通貨が購入でき、あなたの手元に残るお金が増えます。
カットできるスプレッドはなんと最大5%以上!これを払っていては負け確です。
スプレッドを理解し、少しでも安く買う、高く売る方法を身につけましょう!
仮想通貨のスプレッドとは?


仮想通貨におけるスプレッドとは、売値と買値の差額を指します。
具体的に説明すると、スプレッドは以下のように計算されます
スプレッド = 買い価格 – 売り価格
たとえば上図のように、Bitcoin(BTC)の現在の売り価格が380万円で、買い価格が400万円の場合、
スプレッドは20万円となります。これが販売所の手数料です。
スプレッドが狭い販売所はココ!


主要な仮想通貨取引所のスプレッドを比較してみました。
ビットコイン、イーサリアム、リップルのスプレッド調査結果は以下のとおりです。
仮想通貨取引所 | ビットコイン(BTC)![]() ![]() | イーサリアム(ETH)![]() ![]() | リップル(XRP)![]() ![]() |
---|---|---|---|
![]() ![]() | 買:3,919,500円 売:3,686,500円 スプレッド:6.12% | 買:248,350円 売:231,150円 スプレッド:7.18% | 買:78.227円 売:71.282円 スプレッド:9.28% |
![]() ![]() | 買:3,900,048円 売:3,709,801円 スプレッド:5.00% | 買:245,578円 売:233,597円 スプレッド:5.00% | 買:76.599円 売:72.897円 スプレッド:4.95% |
![]() ![]() | 買:3,920,774円 売:3,692,778円 スプレッド:6.00% | 買:248,052円 売:231,277円 スプレッド:7.00% | 買:78.63円 売:71.14円 スプレッド:10.00% |
![]() ![]() | 買:3,879,717円 売:3,690,382円 スプレッド:4.99% | 買:244,542円 売:232,608円 スプレッド:4.99% | 買:76.313円 売:72.591円 スプレッド:4.98% |
![]() ![]() | 買:3,915,839円 売:3,692,133円 スプレッド:5.88% | 買:247,960円 売:230,488円 スプレッド:7.30% | 買:78.118円 売:71.109円 スプレッド:9.39% |
![]() ![]() | 買:3,888,900円 売:3,688,950円 スプレッド:5.26% | 買:245,260円 売:232,250円 スプレッド:5.42% | 買:76.346円 売:72.324円 スプレッド:5.42% |
![]() ![]() | 買:3,933,647円 売:3,732,201円 スプレッド:5.31% | 買:248,148円 売:235,184円 スプレッド:5.41% | 買:77.23円 売:73.29円 スプレッド:5.26% |


上表のように、各社でコインを買える値段、売れる値段が異なりますので、
当然スプレッドも全て異なります。スプレッドが広すぎる販売所で購入すると手数料負けしてしまいます。
とにかくスプレッドが狭い販売所で購入することが必須!
ビットコイン スプレッドBEST3
ビットコイン(BTC)のスプレッドランキング1位はGMOコイン。
スプレッドは4.99%です。ほぼ同率でbitbank(ビットバンク)スプレッド5.00%となりました。
![]() ![]() | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
販売所ランキング | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
スプレッド | スプレッド:4.99% | スプレッド:5.00% | スプレッド:5.26% |
公式HP |
イーサリアム スプレッドBEST3
イーサリアム(ETH)のスプレッドランキング1位はGMOコイン。
スプレッドは4.99%です。ほぼ同率でbitbank(ビットバンク)スプレッド5.00%となりました。
![]() ![]() | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
販売所ランキング | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
スプレッド | スプレッド:4.99% | スプレッド:5.00% | スプレッド:5.41% |
公式HP |
リップル スプレッドBEST3
リップル(XRP)のスプレッドランキング1位はbitbank(ビットバンク)
スプレッドは4.95%です。ほぼ同率でGMOコイン。スプレッド4.98%となりました。
![]() ![]() | 1位 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
販売所ランキング | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
スプレッド | スプレッド:4.95% | スプレッド:4.98% | スプレッド:5.26% |
公式HP |
bitbank(ビットバンク)とGMOコインがどのコインにおいてもスプレッド約5%で最安!
スプレッドで損しない方法


仮想通貨の取引は、本来は買いたい人と売りたい人が相対で取引する方法です。
その取引の仲介を販売所が行なっているために、販売所の手数料がスプレッドとして価格にONされます。
- 販売所ではなく取引所を使う
- スプレッドを比較する
- アービトラージを利用する
販売所ではなく取引所を使う
スプレッドを避けたかったら、【取引所】を使いましょう。
取引所は【売りたい人】と【買いたい人】の直接取引になります。
販売所のように仲介がないため、売買でスプレッドが取られることはありません。
投資では【不要な手数料は支払わない】が鉄則。無駄な支出は避けましょう。
取引所で購入する場合は、売買にかかる取引手数料をチェックしましょう。
スプレッドを比較する



取引所で売買するとなると、【板取引】や【指値注文】とか
やることが多くて難しそう。販売所が簡単かな?!



取引所での売買が難しい方は販売所でもいいですが、
スプレッドの比較は行ってから買いましょう。
スプレッド価格比較表のように、各販売所でスプレッドが大きく異なります。
【スプレッド広すぎる例】
リップル(XRP) bitbank 4.95% ↔ 10.00% bitFlyer スプレッド差5.05%
こんなスプレッド差で買うのは単純に損!
販売所で購入するならスプレッド比較は必須です。人に利益を上げないようにしましょう。
アービトラージを利用する
アービトラージとは、値差を利用して利益を出す手法です。
販売所ごとにコインの価格が違うように、取引所においても価格が若干異なります。
仮想通貨取引所 | ビットコイン(BTC)![]() ![]() |
---|---|
![]() ![]() | 3,804,925円 |
![]() ![]() | 3,804,925円 |
![]() ![]() | 3,806,426円 |
![]() ![]() | 3,794,701円 |
![]() ![]() | 3,803,630円 |
![]() ![]() | 3,801,425円 |
![]() ![]() | 3,795,653円 |
GMOコイン 1BTC=3,794,701円で購入
bitFlyer 1 BTC=3,806,426円で売却 値差11,725円(0.3%)
この取引所間の値差を利用します。もっと価格差が大きいコインを狙えば儲けることも可能です。
取引手数料負けしないように、値差と手数料は事前にチェックしておきましょう。
販売所活用のメリット
買い・売りだけのシンプルな取引


販売所での購入はいたってシンプル。初心者でも簡単に購入できます。
- 投資するコインを選択
- 購入する数量を入力
- 購入するボタンを押す
操作はたったのこれだけ。購入する前は日本円の入金をお忘れなく。
即取引ができる
販売所での取引はボタンを押すだけで購入・売却が完結します。
板取引のような値動きと指値によっては購入できないということもありません。
24時間365日取引可能なので、いつでもすぐに購入・売却できます。
購入できるコインの数が多い
販売所と取引所では売買できるコインの数が異なります。
販売所の方が選択肢が多いです。
購入したいコインが取引所にない場合は、販売所を利用して購入することで投資の幅が広がります。
コインチェック | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
取扱銘柄数 | 19種類 | 7種類 |
取扱銘柄 | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) リップル(XRP) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) クアンタム(QTUM) ベーシックアテンショントークン(BAT) アイオーエスティ(IOST) エンジンコイン(ENJ) サンドボックス(SAND) ポルカドット(DOT) チリーズ(CHZ) チェーンリンク(LINK) メイカー(MKR) ポリゴン(MATIC) | ビットコイン(BTC) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) モナコイン(MONA) パレットトークン(PLT) フィナンシェトークン(FNCT) ダイ(DAI) |
販売所活用のデメリット
手数料が高くつく
販売所のデメリットは、なんといっても【スプレッド】!手数料が高くつくことです。
売買のタイミングや購入相手を選ばず取引できる分、販売所に取られる手数料も大きいです。
【例】bitFlyerでリップル購入 スプレッド10% ⇨ 購入価格より10%以上値上がりしないと損します
スプレッドが広すぎると、買った瞬間にかなりのビハインドを追うことになりますので要注意。
スプレッドが一定ではない
スプレッドの広さはいつも一定ではありません。
スプレッド価格比較表もあくまで一例であり、いつもこのスプレッドの広さで売買できるわけではないです。
市場価格の変動を見て売買タイミングを決めても、スプレッドが変わってしまうと
思った値段で売買できない可能性あり!
Q&A
- 販売所で購入するとスプレッドがあるので儲からない?
-
必ずしもそうではありません。仮想通貨は価格が数倍〜数十倍になることもあるため、販売所で購入しても儲かるケースはたくさんあります。
ただし、いつも数%のビハインドを負った状態で取引を開始することになることは理解しておきましょう。
- スプレッドが狭い取引所は?
-
本記事で紹介したbitbank(ビットバンク)、GMOコイン、BitTradeが比較的スプレッドが狭いです。
スプレッドはいつも一緒ではないため、定期的なチェックが必要になります。
- 仮想通貨スプレッドの計算方法は?
-
販売所で表示されている【購入価格】と【売却価格】の差です。
まとめ
スプレッド = 買い価格 – 売り価格
販売所が仲介してくれる代わりに取られる手数料がスプレッドです。
投資をする際は商品が同じであれば手数料が安いところで買うのが鉄則です。
初心者の方は販売所から始めてもいいですが、慣れたら取引所での売買へ変えていきましょう。
- 販売所ではなく取引所を使う
- スプレッドを比較する
- アービトラージを利用する
スプレッドが広すぎるどころか、スプレッドがかからない方法で投資すれば、
あなたの手元に残る利益も増えます。余計な手数料は払わないのが第一!